授業で大切に
していること

 人はみんな、個性をもっています。私は、ひとりひとりの個性を社会の中でよりその人らしく輝かせるような教育がしたいです。子どもたちが誰かの固定観念で作りあげられた「幸せ」の中に自分の幸せを落とし込むことなく、個性を自分のよさとし自分らしく生きることで、社会の一翼を担うことができるようにと願っています。
 そのために、私はシュタイナー教育を手がかりにします。シュタイナー教育は、人の成長発達の見方において2つの土台をもちます。誰にでも共通する普遍的な見方と、ひとりひとりの発達特性の見方です。
 まず、普遍的な成長発達についてです。それぞれの時期に大切なことが、大きく7年ごとで示されています。たとえば、0-7歳では安心して遊べる環境やリズムを感じられる生活、7-14歳ではこの人に認められたい、ついていけば大丈夫という大人との出会い、こころやからだを動かして自分が世界とつながっていく学び等です。
 これを土台に、さらに個々の深いところをみつめます。それが、2つ目のひとりひとりの個性へのまなざしです。たとえば、いつも強い不安を抱えている子どもについて、その不安がどこからやってきているのか、その不安を和らげるためにその場や日常でどんなことができるのかを探り、周りの大人がそれぞれにできることを実践していきます。
 私は、この2つの視点を授業づくりに取り入れます。クラスに通うお子さんひとりひとりの発達段階や個性に目を配りながら授業の準備をします。子どもたちが自分の個性を「自分らしさ」として生き生きと際立たせ、世界へと前向きに働きかけていってくれると嬉しいなぁと楽しみに関わらせてもらっています。